スパッツやタイツを履く寒い時期には隠せますが、生足になれる暖かい季節や南の島にバカンスへ行ったときは、出すことが多いヒザ。
まさか黒ずんでいませんよね?
膝を含む関節類は一日中曲げたり伸ばしたりを繰り返していて刺激を受けているので、ほかの部分より黒ずみやすいといられています。強度を増すために角質も他より厚く、また皮ふが収縮の繰り返しでどんどん老化し、年齢が出やすい部分となっています。
年配の方のヒジやヒザを見ると、少し皮膚がたるんで赤っぽかったり黒ずんでいたりしますよね。
紫外線で黒ずむという説もありますが、膝が紫外線を浴びているということは、足のほかの部分も浴びているので、これは膝が黒ずむ明らかな理由というよりは、ほんの小さな原因と言っていいでしょう。
ヒザの黒ずみの原因はお手入れ不足!?
膝の黒ずみの主な原因は、そうじやスポーツなど頻繁に膝を使う人以外は、お手入れ不足です。
ボディークリームでカラダを保湿するときは、どこよりもヒザを念入りにお手入れしましょう。
古い角質が蓄積して出来ている黒ずみなら、毎日ていねいにお手入れするとある程度はきれいになります。お風呂タイムにボディスクラブで角質をふやかしてから、やさしくマッサージし、保湿クリームをたっぷり塗りこんでおきます。
家でやるのはめんどう、という人はヒザのケアを取り入れているエステサロンでピーリングをやってもらう方法もあります。
ピーリングとは化学薬品やスクラブを使って黒ずんだ皮膚を落とすお手入れです。プロのエステシャンの方にきれいにしてもらい、あとは自分でキープするというのもいいかもしれません。
どうしようもなく黒い、とお悩みレベルまで来ている時は、思い切って皮膚科の診断を受けてみるという選択肢もあります。
皮膚科では薬の使用が認められますから、黒ずみの元のメラニン色素に働くトラネキサム酸やビタミンC、また肌の漂白剤とも言われる医療用のハイドロキノンを使い、根本から徹底的に黒ずみ対策を行ってくれるでしょう。
ヒザがどのくらい黒ずんでいるかによりますが、もし、自分の膝は他の人より黒ずんでいるのではないか、と思ったら、まずはしばらく保湿ケアをがんばってみるといいかと思います。
生足で短いズボンやスカートで、前から歩いてこられると一番に目に飛び込んでくるヒザ。実はけっこう見られているかもしれません。
関節は乾燥しやすいので、肌がカサカサになって白っぽくなっている人もよく見かけますから、黒ずみだけでなく、白くなるカサカサもまめにチェックするように心がけましょう。