美脚というものは、スラっと伸びた足のことだけかと言えばそんあことはありません。
足全体の美しさを示すもので、もちろんかかとも含みます。
暖かい季節になるとサンダルやスリッパ、ミュールを素足に履く機会が増えますが、ふだんかかとを気にしていない人はサンダルなどを履き始める前に、一度自分のかかとをチェックしてみましょう。
人に見られる場所じゃないからと思っているかもしれませんが、実はエスカレーターに乗った時には下にいる人にはバッチリ見られています。
また、靴を脱いで床に座るシチュエーション(居酒屋や人のお宅など)では、正座や横すわりをした時に、人の目に付くことになります。
そのとき、ガサガサで白くてヒビの入ったかかとだったら…。
どんなにスラリと伸びた美脚でも100点満点の美脚ではありません。
かかとがガサガサになる原因
かかとの見た目が汚くなってしまうおもな原因は3つあります。
1つ目は古い角質がどんどん上乗せされていき皮が分厚くなってしまっている場合。
2つ目はかかとの乾燥。そして3つ目は水虫です。
まずひとつめの原因となる「角質」。
通常皮ふの古くなった角質が垢(あか)となって剥がれ落ちていきます。肌のターンオーバーは28日周期を言われますが、実はかかとの皮膚は他の肌と比べてターンオーバーの周期が120日と、なんと4倍近くも遅いのです。
そのため体のどの部分よりも角質が溜まりやすく、蓄積されやすい環境となっています。
なのにお手入れをしないで放っておくとどんどん皮が厚くなり、はがれるときには白い粉を吹いたようになってしまうのですね。クツ底が黒いサンダルやスリッパに、フケのような白い粉がついていたらそれは足の裏から剥がれた古い角質なのです。
さらに、この厚くなった角質が乾燥により硬く固まってしまうと、今度はひび割れとなります。
これが2つめの原因の「乾燥」です。
硬く固まったかかとの角質がひび割れると、角質を超えてその下の正常な皮フも割れてくるので、歩くのも痛い場合があります。さらに靴下やストッキングに引っかかって思いがけずひび割れを大きくしたりた場合には、最悪血を見ることにもなります。
この状態はひと目見ただけで、手入れをしていないと分かるほど見た目の悪いかかととなっています。
決して美しいものではなく、だらしない印象も与えてしまいます。
ターンオーバーや乾燥ではなく、かかとが汚くなってしまう原因に「水虫」があります。これが3つ目の原因です。
かかとがカサカサになっている人で、家族に水虫の人がいる場合はこちらも疑ってみることをおすすめします。
かかとの水虫は、カサカサ水虫(角質増殖型)と呼ばれ、皮膚が厚く硬くなり、ヒビ割れを起こすこともあります。痒みが少なく、単に乾燥しているだけど思って放置したり、自分で手入れをしようとするのでなかなか治りずらくなります。
実際にもっとも治りにくい症状だと言われています。
保湿してもガサガサしている、変化がないというった時には皮膚科で判断してもらいましょう。
キレイなかかとをキープするためには、お顔のスキンケアと同様に毎日のお手いれが必要です。
ときには保湿クリームをたっぷり塗って角質をや⒲ら画するなどの、スペシャルケアも行うようにしましょう。