きれいな足になるために日々エクササイズを欠かさないのは大切です。
そして加えて気にしていたいのがふだんの歩き方。正しい姿勢で歩くことは、はたから見て美しいだけでなく、血液やリンパの流れに関係して足の筋肉が引き締まり、やがで脚のラインも整います。場合によっては健康の改善に役立つこともあるのです。
まずは、姿勢をシャンと保つ”基本の立ち方”から習得し、つぎに正しい歩き方を知りましょう。
基本の立ち方
ふだんの立ち方を習得しましょう。まずは寄りかかることのできるカベの前に立ちます。
1.かかとを揃え、カベにお尻、背中、頭をペタッとつけます。
2. 両つま先の間はこぶし1個分あけます。
3. ひざとひざをくっつけてみましょう。ぺたっとつくならX脚、つかないならO脚です
4. 腰とカベのすき間にこぶし1個入るなら反り腰の気があります。理想はてのひらが横からすべり入る感じです。
5. 両肩をカベに付けてみましょう。同時にヒジもかべにつくのがベター。
6. アゴを引いて後頭部をカベにつけます。
この状態の体の感じをよく体感しておきましょう。
正しい歩き方
1.”基本の立ち方”」の姿勢のまま歩き出します。そのとき骨盤から踏み出すつもりで、意識しながら足全体を大きく前に出します。
2. ひざを柔らかくふわっと曲げて後ろ足を引き寄せ、足をまっすぐにのばして、かかとから着地します。
このときつま先がまっすぐ正面を向いているようにします。
3. 歩いているときのテンポは、前足のかかとが着地していると同時に、後ろ足のつま先も着地している状態です。
つまり、かかととつま先の2点で立っている状態になっている瞬間があることになります。
4.後ろ足の親指と人差し指に軽く力を入れ、地面をぐっと押すように蹴りながら、脚全体でぐぐ体を前に出します。
このとき、お尻がくぃっと上げるくらいしっかりと踏み出します。
歩き方のクセで分かること
歩き方と体系は密接な関係にあります。片方の靴のかかとだけ擦り減った、などという話はよく聞きますよね。あれも何かしら体のゆがみからきているものです。こちらの表の症状にここを当たりはありませんか?
・内股歩き ⇒ 重心が外側にいったまま歩いている。O脚ぎみな足
・足の内側を使わず、外側の筋肉だけを使って歩いている ⇒ X脚 ぎみな足
・先の細いヒールばかりはいている、フィットしない靴を履いている ⇒ 外反母趾
・ 猫背で歩いている ⇒ 肩こり
・反り腰になっている ⇒ 腰痛もち
・ペタペタ歩いている ⇒ 締まりのない足、むくんでいる足
いかがでしたか?心当たりのある歩き方はありましたか?体調や足のカタチに気になるとことがあるなら、一度歩き方、立ち方を見直してみるといいかもしれませんよ。